原発と代替エネルギー。

3.11について再考するために、「知りたくはないけど、知っておかねばならない原発の真実」（小出裕章著）を読みました。

原子力発電とは全く遠い世界にいた自分にとっては、原発とは何か、放射能とは何かを知る上で大変良い入門書となりました。関西以西の人たちに取っては遠い国の出来事になってしまったこの大事件は、日々の生活に追われ、忘却されつつあります。震災復興、経済危機、年金問題と社会問題が山積みのこの日本国での生活に若者は重圧は半端無く、また世代間の乖離はますます大きくなってきています。

我々３０代失われた世代は、折角社会に出てもスキルを磨く場面も活かす場面もなく、優秀な人材ほど海外に活路を見出しています。今後そういった人材が将来日本に帰ってきた時に、これらの諸問題を解決してくれるのではないかと期待しましょう。

さて、マスコミは相変わらず世論操作をしようとしていますが、大抵の人々は原発をやめて代替エネルギーを使おう、と思っていると思います。しかしながら、これは国の舵取りが問題で、一年経った今でも原発を何とか再稼働しようとしています。おそらく、もう一発今度首都圏に大震災が起きて、浜岡原発が事故を起こし、東京が居住不能にならない限り代替エネルギーを本気でやることはないでしょう。

鈍い人間が、そんなに簡単に俊敏になれるはずがない。